ライン
夏が薫って 海に向かえば 彼の温度に 会える気がして 陽が落ちるまで テトラポッドの 上で染まった 空を見ていた
刻は止まらず 滔々流れる 少年の目は 濁りをまとう 涙を流し 生きる意味など 無いなと知って 一人抱える 孤独のウツツ
虫の音に 心気をこらし 月の冴え冴え 蒼い晩には 弦の調べは 鼓と絡んで 肉の柔さに アルコールは沁む
澄む意識には 青いラインを 引きたいとこよね 月から下ろす? 踊ればスルスル 舞えばサラサラ 線に沿うのよ 星が綺麗ね
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/5/5 18:33
チド
はじめまして。よろしくお願いします。音楽、映画、文字が好きです。