お使いに出た白兎

白兎は家からちょっと離れた森のお店屋さんにお使いに行きました。 ちょっとくらい森に入った時のことでした。 後ろから一匹の未熟な狼が追いかけてきました。 怖かった白兎は必死に逃げました。 でも、狼は追いかけてきます。 急に白兎は立ち止まって後ろにいる狼に向かって言いました。 「しーちゃん、狼のこと怖くないもんっ!! さっさと出てきて!!」 狼は木陰から顔を出して、キラキラした目で言いました。 「ほんと⁉︎みんな僕のことを怖がってて悲しかったんだぁ!! 一緒にトランプしよ?」
しぐれ
しぐれ
本を読むのに飽き足らず、自分でも書き出した一匹の学生。 小説好きと繋がりたいっ… 歌うの大好き〜