勇者、怪盗はじめました! 〜唐揚げと怪盗アカデミー〜 一話&二話

勇者、怪盗はじめました! 〜唐揚げと怪盗アカデミー〜 一話&二話
「おつかれさまでした。それでは、ルートピアへの返送を開始します」 神官の凛とした声が響いた瞬間、足元の転送陣が淡い光を放ち始めた。 その光が俺の身体を包み込み、ゆっくりと空間が揺らぎ始める。 ――帰るんだ。あの世界へ。 光の中で、俺は自然とこれまでの記憶を辿っていた。 最初にこの世界へ飛ばされてきた時。 何が何だかわからなくて、あの神官にずいぶん迷惑をかけたっけ。そういえば、あの人の名前、結局なんだったんだろう? 初めての冒険。ゴブリンとの遭遇。
つねきち
つねきち
いっぱい読むぞ〜! 初投稿の作品が中二病感満載の題名でほかになかったのか少し後悔。