泥(仮
「あ、父さん。母さんは?」
今日から学校があった。授業はなく、先生は高校の特進クラスについて話していた。私には関係ない。そう思っていたが私の計画を知っているのは親友一人。当たり前だ。みんな
「一般?特進?」
「ウチらみんな高校でも一緒だねー」
と言っている。
私はその紙を握りしめ、帰路に着いた。
(あ、父さん。母さんは?)
自分で言ったことだが違う人に口を動かされている気分だ。緊張を通り越して泣きそうになってきた。父と母がダイニングテーブルに座った。私も座る。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2022/11/7 12:58
りょう
無