何事にも、理由はあるらしい。

何事にも、理由はあるらしい。
自分でもくだらないと思えるつぶやきを投げ、スマートフォンのボタンを押した。 肌に悪いため、今日も早く寝ることにする。肌荒れは女子に禁物だ。 うちの学校の制服はダサいから、スカートは折って短くして、髪は少しバレない程度にパーマをかけた。薄めにメイクをして、あからさまに校則破りをしないようにして、毎日過ごしている。 私はおしゃれをすることにこだわりを持っている。人それぞれ、譲れないものがあるのと同じような事だ。 でも。クラスのあの子。
深潭 涅色
深潭 涅色
小説を書かせて頂いています。少しでも小説から、感情が伝わるように心を込めて、贈らせていただきます。