ストローク
臆病な人間がいるらしい。僕の事である。
心の内では誰よりも権力者だと自負する人間がいるらしい。それも僕の事である。
思考を重ねてミルフィーユみたいにしても、結局行動を起こさない愚か者もいるらしい。例に漏れず、僕の事である。
どれもこれも僕の事で嫌になる。
全ての問いの先で帰結先として存在しているのが僕である。言い方を変えれば、全ての答えを知っている神様のようにも映るかもしれない。そんな神様いてたまるかというのが僕の心境である。
毎朝六時に起きる。アラームが設定されているからだ。それでも二度寝をして七時まで布団にいる。アラームの役目は『二度寝への導き』だからだ。活字のように無限にある文化の中で、これに関しては万国共通だという確信がある。
朝は米を食べる日もあれば、空気で済ます日もある。貴重な時間を浪費するのが僕の所業、大部分を占める罪状なのだ。もちろん望んでやっている訳ではない。こんなだから雨ニモ負ケテしまうのだと考えてはみる。もちろん、思考の域を出ることはない。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/5/6 11:43
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