お題【本棚】
部屋の隅に置いた本棚は、もともとこんなに大きかっただろうか。
大学に入ってから買ったはずなのに、いつの間にか背が伸びて、幅を増して、気づけば壁一面を占領している。
けれど、入っている本は少ない。
空白の段ばかりが目立って、まるで誰かを待っているみたいだ。
昔、誰かに言われたことを思い出す。
「好きなものを詰め込んだ本棚は、その人の形みたいでいいよね」
その時は頷いただけだった。
今になってようやく意味がわかる気がする。
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2025/11/23 23:17
如月凪央
如月 凪央(きさらぎ なお)
日常の隙間に落ちる感情を書いています。
派手な展開より、ひとことの沈黙や、言えなかった一言の方が物語になると思っています。
恋愛は好きです。
綺麗なだけじゃ描けないところまで含めて。
更新は不定期。
書けるときに書きます。
読んでくれた人の時間を少しでも奪えたなら、それで十分です。
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