出会い

  私は中学生だ、あまり体が強い方ではない、だからよく季節の変わり目や気圧の関係ですぐに体調を崩してしまう。でもある日、そんな嫌な悪循環が私の中で最高のものとなった。そうそれは、新学期にあの人との出会いからだった。  私はいつものように重い体で学校に向かった。その日はあまり体調がいいわけではなかったが学校に行けないほどのものではなかったので、遅れて学校にいった。私の学校は家から電車でいかなければならない、たまに親が送り迎えをしてくれるのだが、今日は久しぶりに自分で電車に乗って学校に行った。運よく通勤ラッシュには被らなかったので座れた。ふと車両のドアに目が行っていた。カツカツとヒールの音で走ってきたスーツを着た女性が乗ってきた。その人があまりにもキレイで、その人に私の目は釘付けだった。数分電車にゆられて、だんだん頭がボーっとしてきて、まぶたが重くなってきた。 『あぁ、寝るぞこれは まぁ、いっか。』 私はそのまま眠ってしまった。
M、死神
M、死神
学生です。 自分のその時の感情と共に誰かの思いを小説みたいにしたくて始めました。 どうぞよろしくお願いします。