140文字小説+α その115 「詰み」
「今日は、お前に相談があるんだ」
居酒屋の一室で、友人は真剣な表情で語りだす。
「35歳。アルバイト。彼女いない歴年齢。休日は引きこもってゲーム」
「……うん」
「これって、詰んでる?」
「いくら俺がプロ棋士だからって、そんなこと分からんわい」
「……本当か?」
何故か疑問を呈してくる友人の言葉にうなずくと、友人は天を仰いだ。
「そこまでの状態なのか、俺は……」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/6/8 0:06
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。
あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。
カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。