輝きの先に
初めて彼と会ったのは文化祭のときだった。
私はその日、友人の希と回っていたのだが、はぐれてしまった。どうしよう…。
少人数のグループがわいわいしながら私の横を通り過ぎていく。明るい雰囲気のなか、一人ぼっちなのはなんだか孤独な感じで恥ずかしかった。
仕方なく一年生の教室を見て回る。私が辿り着いた先は一年一組の「アニマルカフェ」だった。中では、動物のカチューシャをつけた人がオーダーをとったり、食べ物を運んだりしている。
「おひとりさまですかぁ~?」
「かわいいね~」
「何か食べていく?」
突然、八人くらいの男子に囲まれる。みんな背が高い…背の低い私からしたら彼らは巨人のようで怖くて身を縮める。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2022/11/27 10:50
海津渚
海津渚です!
読んでくれるだけでうれしい。
いつもありがとう!
5/18/2022〜