日常(一)

日常(一)
 僕はいつも六時半に起きる。学校の準備をして、下に降りる。母さんと父さんの部屋を覗いて、二人がいないことを確認する。理由は“仕事にちゃんと行っているか”。たまに遅れる日もあるからね。  現在の時刻は六時五十分。そろそろ姉さん達が起きてくる頃。 「おはよー。真輝今日も早いね〜」 『麻依姉おはよ。それいつも言ってるよ?』 「あれ、そうだっけ?」  麻依姉は天然さん。おっとりしててマイペース。その麻依姉に抱かれて出てきたのは、弟の楓。楓も麻依姉と似て、マイペースさん。でも少し早とちりさんでもあるんだ。 「まきにい、おはよぉ、」
春風 ゅぃ
春風 ゅぃ
ごめんなさい、ありがとうございました。