勇者、怪盗はじめました!2 〜怪盗アカデミーの中〜
三話目! 〜入学試験〜
光が収まると、俺は庭園のど真ん中に立っていた。
チューリップ、向日葵、梅――季節感ゼロの花々が一斉に咲き乱れている。まるで夢の中みたいだ。
「ほら、あそこ。紫のドーム屋根の建物に行けばいいらしいわ」
メビルスが指差した先には、煉瓦造りの重厚な建物。紫色のドーム屋根が特徴的で目を引く。
ふうん……どうやら転送は成功したらしい。
でも、いつもならメビルスと張り合って解説を始める“大賢者”の声が聞こえないな?
――と思った瞬間、背後から声がした。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/10/31 1:02
つねきち
いっぱい読むぞ〜!
初投稿の作品が中二病感満載の題名でほかになかったのか少し後悔。