散る。

散る。
春は、別れと出会いの季節。 僕は新しい出会いを喜ぶより、別れの悲しみから抜け出せない。 何かが変化することを恐れて、最小限の変化で生きてきた僕でも、この大きな変化だけは避けられないと知っている。 桜散るこの春に、瞼に溜まった涙がこぼれ落ちないよう、僕はただただ頭の上を舞う桜を数え続けることをやめられない。
Jack
Jack
Jackです。 自分の作りたい世界を作って勝手に共有します。同性愛を取り扱った話や、社会課題に踏み込んだ話が多々あります。 いつもは、みなさんの素敵な世界を覗きに行っています。 いつも新しい世界を見せてくれてありがとう。 __時々つぶやく100字は私か、それか別の人。あるいは、存在しない人。