死花〜検事 棗藤次〜−書き本編-最終話-③

 恐らく、度し難い苦痛でせん妄に近い状態になってしまったのかと思い、藤次は暴れる彼女を抱きしめて声を上げる。 「もうええ!もう辞めよ!!?またやり直そ?!!もう検事は辞める!!一緒に広島行こ?!!なあ、絢音!!!」 「うるさい!!!!!!」 「ッ!!!!!」  腹を殴られ、突き飛ばされ、よろめきながら投げ捨てられたスマホを取り119番を押そうとすると、その腕に噛みつかれ、藤次は顔を歪め、思わず彼女を突き飛ばす。
市丸あや@自給自足ヲタク
市丸あや@自給自足ヲタク
はじめまして。 初心者同人誌作家です。 主な出没イベントは文学フリマです。 夢は大阪進出(芸人かい) 代表作は「死花〜検事 棗藤次〜」 遅筆ですが、よろしくお願いします。 Xでは、創作情報の他に、くだらない日常、謎の萌え、ネコ画像など、無節操に垂れ流してます。 主な活動拠点はこちらですが、たまにエブリスタ等に浮気します。 感想やリクエストは、随時承っております!! 作品の2次創作も大歓迎です! 私の作品で楽しいひと時を過ごせたなら幸いです♪ より詳しい情報はコチラ↓↓↓ https://lit.link/neko2556