気取りの木鳥さん

気取りの木鳥さん
気取りの木鳥さん 第四話。 朧気な意識の中、木鳥は暑さを覚え目を覚ます。 目を開け、目に当たる太陽光を手で抑えながら立ち上がる。 当たりを見渡すが、そこは広大な砂漠だった。 先程までの果てしない暗黒とは対照的に、ここは白く熱い砂が続いている。 「……ここが……異世界?」 彼女は狼狽しながら言う。 今のところ異世界というよりは、サハラ砂漠に来たような気分である。
だked/海月の一味。
だked/海月の一味。
前向きに生きる。そして小説は好きに描く。