私か虚像のあなたと夢の中の定法
番犬を倒して休憩した後、私たちは何をしたら良いのか分からず、ただ歩きまわったり、追いかけて逃げる遊びをしたりして暇をつぶしていた。
「どっかに俺らの世界に帰る扉みたいなんがあんじゃね?」
「もしかしたら時間経過でその扉が現れるとか?」
「あーそうかも!でもずっと待ってるけど出てこないぜ?」
『何かをどこかにお供えするとか?ゲームとかであるし』
「…げぇむって何だ、何だっけ」
言葉を発した私にも、げぇむが何なのか分からない。この単語が自然に出てきた。おそらく元の世界で頻繁に使っていたのだろう。
『元の世界に帰ったら、俺らの記憶戻るのかな』
「普通に考えたらそうなると思う…思います。というか、なぜ元の世界の記憶がないのに、元の世界の言葉っぽい言葉を話せているんだろう…」
『その言葉を話すことを体が覚えているんじゃない?』
0
閲覧数: 23
文字数: 1583
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/2/2 11:18
どうこく
不定期投稿+長期間無浮上あり
パッと思いついたものを書き綴るタイプです
抽象的で分かりずらい表現多め(((