骨の味

骨の味
父の葬式が終わって49日目。 墓に埋葬する日取りを決めるために姉が家に帰ってきた。 年が離れた姉は、千葉に嫁に行ってから主婦らしくなり丸い柔らかな輪郭の体になっている。 「やー、実家はやっぱ落ち着くわ」 「お茶飲むでしょ?」 「うん!」 コタツにみかんと定番を味わいながら母に元気よく返事するところは変わらずである。
高嶋のぎ
高嶋のぎ
リハビリ中。つい文字が長くなる。 うっかり厨二病引きずってる大人。 日本語おかしかったり誤字脱字があったら優しく教えてください! 風景のサムネは写真かAIイラス トを使用しております。クマは自作。