『大嫌いだ。』

 どうせ裏切るくせに。都合のいいことばかり言う人間が嫌い。  だってどうせその場しのぎの言葉で、その言葉に思いなんてないのに堂々と言える人間が嫌い。    愛されたい。私は常にそう思ってる。溺れる愛が欲しくて、誰かに愛されたくて、誰かに必要とされたくて、ずっとずっと、私を心から愛してくれる人を探してる。  でも、こんな何の取り柄もない私を愛してくれる人なんていない。私の代わりなんていくらでもいるから、わざわざ私を選ぶ人もいない。  いつからか人を信じられなくなって、自分が嫌いになった。人が言う好きもどうせ本当じゃないし、それに同調してる自分も嫌になる。でも同調しなきゃ嫌われる。まあ相手に合わせたところですぐに嫌われるけど。  嫌われたくないという気持ちが勝って、私は私でいられなくなる。  自分って何なんだろうって考えたり、自分が生まれた意味を考えたり、そんな答えも出ない問題をずっと考えて苦しんでる。
はなまる。
「自分の書いたものを誰かに読んでもらいたい」そういう思いから始めました。