140文字小説+α その180 「やるせない」
ああ、どうして俺は、こんなにダメなんだ。
忘れてはいけないと、強く思っていたのに。
目の間には、からっぽになった食器たち。そして、1つの生卵。
「卵かけご飯、食べようと思っていたのに……」
忘れて、普通に食事を完食してしまった……!
優しく生卵を手に取る。
その卵の消味期限は、今日。夕飯を食べる前に偶然発見して、慌てるようにテーブルに持って行ったのに。
仕方ない。明日にでも卵焼きにして食べよう。卵は、消味期限を少し過ぎても火を通してしまえば、問題なく食べられる。幸い、明日は仕事も休みだ。いつも朝食は、テキトーに済ましてしまう。だが、明日は卵焼きや味噌汁も付けたご機嫌な朝食としゃれこもう。
そして、翌朝。俺は、呆然としていた。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2026/9/19 23:18
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。
あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。
カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。