ウツクシイ自然

ウツクシイ自然
「ねぇ神様、私はいつ死ぬのかしら」 私は生まれつき病弱で親孝行の一つもできず、逆に迷惑をかけている。こんな私に勝ちなどないだろう。 翌日、看護師さんが私のところに来て「いつも辛いかもしれないけどもう少しできっと良くなるからね。」と微笑んで言ってくれた。まだ10歳だが気休めの嘘だとわかっていた。 それから1週間が経った頃、両親がいつもよりも笑顔で病室にやってきた。いつもはこんな思い出もない娘だからあまり心の底から笑っているようには見えなかった。だけど今は心の底からの笑顔のように感じた。両親は私を見て「今日は体調が良さそうだからなんでも好きなことさせてやるよ」と言ってきた。 私はこれで私は捨てられるんだと思った。こんな娘に好きなことをさせてくれるなんてまるで最後の晩餐のようだ。そうだと思った時に私は「川に行きたい」そう言った。 両親はその言葉を聞き少し困惑の顔をしたがすぐに笑顔になり、「わかった」と言って私を車に乗せて川へ向かうことになった。
冥
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