忘れがたき炎の物語 第二章「エルフのドラゴン編」
第4話「ゼオ村」
霧に包まれたサーティ平原の広大な湿地帯は、伝説の魔物「ベヒーモス」の出現によって、人が立ち入ることの出来ない場所へと変貌していた。
古代史の文献にその存在が記されているが、実際にその姿を目にした者は、その圧倒的な巨大さと、禍々しさに、ただただ逃げるしかなかったという。
『…あ!あった!ここにあり申した!』
マコトは、ベヒーモスが現れる直前までガラが担いでいた荷物袋を見つけ出し、手にとった。
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文字数: 7226
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/6/24 0:53
最終編集日時: 2025/6/24 3:58
判虹彩
はじめまして!ばんこうさいと申します。よろしくお願いします。
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