忘れがたき炎の物語 第二章「エルフのドラゴン編」

忘れがたき炎の物語 第二章「エルフのドラゴン編」
第4話「ゼオ村」 霧に包まれたサーティ平原の広大な湿地帯は、伝説の魔物「ベヒーモス」の出現によって、人が立ち入ることの出来ない場所へと変貌していた。 古代史の文献にその存在が記されているが、実際にその姿を目にした者は、その圧倒的な巨大さと、禍々しさに、ただただ逃げるしかなかったという。 『…あ!あった!ここにあり申した!』 マコトは、ベヒーモスが現れる直前までガラが担いでいた荷物袋を見つけ出し、手にとった。
判虹彩
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