まぁいいや
君の口癖。
いつの間にやら僕にも移ってしまった。
自堕落で、自分のことをどこか他人事のように話す君。
君とすごした日々が昨日の事のように思い出される。実際昨日まで君は僕の目の前にいた。
今こうして1人家の中にいることにやっぱりどこか寂しさを感じる。
少し前までずっと1人だったはずなのに、今は君がいないとなんだか落ち着かない。
外に出たいと言うのなら僕は止めない。君の突拍子のない行動を抑制できるような僕じゃないから。でも、もしもう帰ってこないと言うのだったら僕は全力で引き止める。
君は普段から外に出る時は僕に一声かけてくれていた。
今日言ってくれなかったのは、止められたくなかったから?
部屋の中はいつもと変わらない。シワひとつないベッドも、それとは対照的に埃が舞うクローゼットも。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2024/3/15 14:04
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