不穏な空気と告白と4
「━━━━━━━ということがあったんです。」
私が話終えると、コルク公爵が顎に手を当てて何か思考する素振りを見せ、続いて私に質問した。
「その事件は私の記憶にも残っている。爆発の原因は未だに不明だったが......今の話と関連性があるやもしれない。この件について、私の方で再調査してみよう。
では、ルシア・メイビス。この件に関しての質問は以上だ。だが、後日、再度君に協力を頼むことがあるかもしれない。その時はよろしく頼む。......私からは以上だ。だが、グレイ・ユール。君から言わなければならないことがあるだろう。」
「グレイが......?」
(何だろう。グレイが私に、言わなければならないこと......?)
私より1歩下がった位置にいたグレイが前に出てきた。
「今回の件を、王は非常に重く受けている。また、今回の狙いがルシア・メイビスであった可能性があるため、王命によりこの私、グレイ・ユールが、今後、ルシア・メイビスの護衛に当たることとなりました。」
「は」
(待て待て待て)
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/9/4 1:05
ニ華
文章拙いですが連載載せてます。
誤字、脱字すみません。
不定期に更新してます
魔法の世界が舞台のとか大好き