第9回N1 青へ還る夜
私は今から、貴方の所へ行きます。
海の中で藻掻く、藻掻く。酸素を求めようと両手を伸ばしても、空気に触れることはない。赤いドレスが海月のように戯れている。
何故、私はこんな目に遭ったのだろう。最後に見たのは、確か私の恋人――レイシスの笑顔と星空だったはずだ。酷い睡魔の中でぼんやりと見ただけだから、定かではない。
手足を動かす力もなくなり、水中を漂う。ああ、私はここで死ぬらしい。狭まっていく視界はホワイトアウトで幕を閉じられた。呼吸しなくても苦しくない。水の冷たさも感じられない。
そうして目を開けてみれば、眼前にはレイシスの顔があった。
「アクシア、どうした?」
柔らかな青の瞳は、あの時の彼ではないかのようだ。心臓が掴まれたように苦しくなり、両手で胸を押さえ付けてその場にうずくまる。
「誰か! アクシアが!」
0
閲覧数: 258
文字数: 4589
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/4/3 11:53
最終編集日時: 2026/4/3 11:54
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
七宮叶歌
公募に挑戦中なので、更新停滞気味です。
公募に応募中の作品はカクヨムで読めます。『想刻師のいる辺境で』で検索♪
恋愛ファンタジーな連載と、ファンタジー、時々現代なSSを載せています。エッセイも始めました。
フォロー、♡、感想頂けると凄く嬉しいです♩
他サイトでは、小説家になろう、カクヨム、NOVEL DAYSで投稿しています。
NSS、NSSプチコン優勝者、合作企画関係の方のみフォローしています*ᵕᵕ
お題配布につきましては、連載している『お題配布』の頁をご確認下さい。
小説の著作権は放棄しておりません。二次創作は歓迎ですが、掲載前に一言でも良いのでコメント下さい。
2025.1.23 start
Xなどはこちらから↓
https://lit.link/nanamiyanohako
お題でショートストーリーを競い合う『NSSコンテスト』次回2026年5月1日~開催予定です。
優勝者
第1回 ot 様
第2回 ot 様
第3回 除草機1号様
NSSプチコンテスト
優勝者
第1回 黒鼠シラ 様