君の願いが叶う日まで
[プロローグ]
「おはよう!早く出てこいやっ!」
家の外から大きな声が響いてきた。その声の主は顔を見ないでもわかった。
「はいはい」
昨日のうちに準備したカバンを持って玄関へ降りた。玄関を開けると予想通り翔が立っていた。翔は小さい頃からの友達で、幼なじみってやつだ。
「おはよう。お前はなんで新学期からそんなに元気なんだよ。」
「だって新学期は新しいことが沢山待ってるでしょ?そんなもん楽しみで仕方ないじゃん!」
僕は翔と共に駅へ向かって歩いた。
翔は相変わらず、
「担任誰かなぁっ。もう藤本は嫌だよな。クラスも碧海と一緒だといいなっ。」
0
閲覧数: 13
文字数: 574
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2023/3/25 6:57
香翔