#後悔
あの頃、僕達はまだ幼かった。
ノイズの流れるラジオから、宇宙人の声が聞こえてくると信じて疑わなかった。
でも、僕達はもう、大人になってしまった。
クラーク・ケントが僕を励ましてくれる事は、もう、無い。
ラジオから流れて来るのは、きっと、絶望と、悲しみの声ばかりで。
そういえば君はネバーランドに行きたいと行っていた。
でも君を迎えに来たのは、妖精では無く白馬の王子様だった。
どうして僕はあの時君を南瓜の馬車に引き込まなかったのだろう。
遅刻魔のウサギは、時計を気にしてる。12時を回った今も、ずっと。ずっと。解けない魔法は君のままで。ただ、ずっと。
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カテゴリー: 詩・短歌
投稿日時: 2025/7/22 7:30
三角ニカド
はじめまして。よろしくお願いいたします。