【お題】赤色のギフト

 三年前、女の子を助けた。 「待って!!」 そう言って、駅のホームから飛び降り自殺しようとする女の子を止めた。その行為が彼女を救ったのか、余計に辛い思いをさせることになったのかは分からない。しかし、事実俺は彼女を止めた。 始まりはさらに半年前に遡る−。  俺は荒巻慧(あらまきけい)。都内の高校に通う高校生だ。そんな俺には気になっている女の子がいる。それは、いつも電車の中で見かける同い年くらいの彼女。名前はおろか、マスクの下の顔、声、性格、通っている高校でさえ知らない。しかし俺は彼女から目が離せなかった。
おさかな
おさかな
高3男子です。まだ書き始めたばかりなので拙いですが、温かい目で見ていただけると幸いです。 好きなジャンルはファンタジー(ゲームが題材のもの、SF)とミステリーです。最近気づいたのですが、ヤンキーものも結構好きです。週2〜3回程度を目安に投稿しようと思います。