プロローグ*中編*『なんてことない?』
木野先生こと木野清〈きの きよし〉。
木野先生は今まさに教卓の前にいる、私達の担任教師だ。数学を受け持っており、銀縁の眼鏡がトレードマーク、更に三十路で独身とは思えないほど綺麗な容姿をしているからか、女子からの人気が特に高い。
……「ミステリアスな雰囲気が素敵」とか言っていた気がする。
でも正直、ミステリアスかは分からない。
木野先生は誰にでも分け隔てなく接するし、少なくとも他の先生方と違って、真紀を含め生徒を差別するような人じゃない。ふと思い返せば一週間くらい前、真紀となにか話しているところを見たけど、険悪なムードには見えなかった。
(……もしかして私の知らないところで、何かトラブルがあったのかな?)
真紀をチラ見すると、さっきまでの嫌そうな顔はなく、とはいえ笑顔でもなく、眉を少し寄せているだけで真顔だった。
どこか睨んでいるように見えるのは気のせいだろうか。
(もしかしたら話って長いかもしれないし、昼休みの時、ゆっくり聞こうっと)
そんなこんなで、一限目の授業が始まった。
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カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2025/3/21 3:17
最終編集日時: 2025/4/3 12:50
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
アヤっちゅ
思いついたら書く精神なので、頻繁に投稿するわけではありません。人間より動物や虫が主役のストーリーが好きなので、そういったものを書こうと思います。
令和7年4月5日:追記「なんだか人間がメインの小説も書きたくなったので、人間と動物がテーマの小説を書いていきます」