孤独を彷徨う子羊

 ある少年、翔は古びた図書館で本を読んでいた。日が暮れた頃、翔はそろそろ帰路に着こうと考えた。変える支度をすると、奥の方で何やら光るものを見つけた。それは、絵本だった。古びた絵本で、タイトルは『迷える子羊の森』。翔はその本に惹かれ本を開いてみた。すると、その本は目も開けられないほど眩しい閃光を放ち、翔はその本に吸い込まれていった。  翔は気付けば羊になっていた。しかし、周りには羊はいない。羊は群れで行動する習性があるはずだ。翔は不思議に思った。そして、翔の前には森が広がっていた。翔は森を突き進んだ。しかし、周りには木しかない。いつの間にか翔は迷子になっていた。その時だった。何やら光るものを見つけた。翔はそれに近づいた。それは妖精だった。その妖精は言った。 「あなたは群れを追い出されて独りで行動しようとしているね。だけど、時にはあなたは手をとり助け合う必要があるの」  妖精は笑顔で続ける。 「私があなたを元の世界に戻してあげるね」  翔は羊の群れのところに戻されるのかと思った。そして、妖精は魔法を唱えながら小さな杖を振った。杖から目も開けられないほど眩しい閃光を放つ——  気づけば翔は図書館にいた。そして、翔は気づいた。この絵本があの妖精なんだ。そう気付いた翔はたまには図書館で本ばかり読まずに、誰かと遊ぶことも大切だと考えた。たとえ、群れから追い出されても。
シャイニー
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こんにちは。いろんなジャンルを書いていきたいと思います。