開く側
「ようこそ。」
意地が悪いと思った。この男は、人心掌握の術をよく理解している。ワザと幅の広い鉄格子を用意し、その先に鍵を置いたのだ。どうせ送り帰すどころか、逃すつもりなど微塵もないというのに。彼女の「なんとかなる」という心に漬け込んで、あれよあれよと引き摺り込む様子は、もはや賞賛に値する。
藍良さんは、唇を固く結び、返事の代わりにゆっくりと頷いた。藍はそれを確認すると、話し始める。
「古くから日本の秩序を裏から支えてきた三つの家がある。そのうちの二つが、倉木家と御影家だ。俺は遠い昔から、御影に仕えてきた存在。そして、オマエらはその倉木と御影の末裔なわけだが…それは、まあ良い。」
藍は、僕や藍良さんを指差した両腕を、太ももにポトっと落とした。
「オマエら以外の、残る一つの家は、裂け目を開く事で生計を立てている。」
「それが…“開ける側”なんですね。」
「ああ、そうだ。」
僕の急くような問いに、藍は大きく頷いた。大木のようにどっしりと構え、話はまだ続く。
「具体的に、御三家を分類するなら…御影家は“鎮”、倉木家は“護”、そんで“用”だ。」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2026/2/8 15:22
最終編集日時: 2026/2/17 15:01
あいびぃ
自己紹介カード 発動!!!
【レベル】15
【属性】ちゅー学生
【習性】投稿頻度不安定、定期的に更新不可になる、フォローもフォロバも気分次第、❤︎とコメントくれる人を好む、困ったら募集に参加
【特性】どんな作品にもファンタジーが香る
【メッセージ】
初めまして、あいびぃです!
見つけてくれてありがとう♪
私自身、生粋のアニオタ・漫画オタなのでファンタジーが多めになってます…多分。
詳しいことは「自己紹介」にて!
まだまだ若輩者なので、応援よろしくお願いします!