鉄蜘蛛の城 第四十話 “Despair and Hopes”
豪呉(えらご)と紫綿(しめん)、そして被害者たちを乗せたモーターボートを追うのは黒武人(くろぶじん)にチェスの構成員たち。モーターボートの目的地は岸。だが、まだ距離がある。紫綿は自身の能力である紫色の煙を操り、襲い掛かってくる構成員たちを追い払う。
「豪呉!まだ着かないの!?」
「スピードはこれでも最大なんだ!悪いが辛抱してくれ!」
その時、遠くから爆音が響いた。しかもその先は、飛虎那(ひこな)がイタクァと戦闘していた場所だ。
「飛虎…!」
「安心しろ紫綿。飛虎那さんがなんとかやってくれてる。」
「でもあの人、体弱いんじゃないの!?」
「そうだな。でも、体は弱くても、飛虎那さんの人を思う気持ちは強い。信じてみようぜ!」
一方その頃、サ・タを捕まえているイタクァと飛虎那が対立していた。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/11/14 10:10
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
大福五木
神話、空想上の生き物、フクロウに興味を持つ高校生です。Twitterでは「オーク」という名前です。