一話

一話
私は人生のどん底にいた。もう全てを終わらせたい一心で、ビルの屋上に立ち、飛び降りた。痛みは一瞬でその後はすぐに真っ暗で何も見えず、何も感じなくなった。ああ、死んだんだなって思った。次に目を開けた時には、真っ白で何も無い場所にいた。 「何、ここ…?私死んだよね…?」 思わず口にした言葉が空間に響く。その時だった。 「やぁやぁ!君ちゃんと死んでるよぉ」 そう言って現れたのは小学校3年生くらいに見える女の子だった。しかし、その姿は人とは違って見える。 「え……誰…?」 「そうだねぇ。天使ってところかなぁ!」 「て、天使…?てことはここって天国ってこと?」 「うーん。少し違うかなぁ〜。ここは天国と地獄の境界線。君の行く末を決めるところだよぉ。」 「私天国がいい。お願いだから楽になりたいの。」
葉月美晴
葉月美晴
ゆるゆるマイペースに小説書くつもりです。初めて書いてるのでクオリティ低いかもです߹-߹ ♡&💬喜びます!