理科室の人気者
僕は理科室に置いてある人体模型が嫌いだった。
みんなは近寄り、いたずらに触り、遊んでいた。
けど僕は好きになれなかった。
模型と言えど、人間の中身がおっぴろげである。
気持ち悪い、目障りだと思っていた。
1人で学校を歩いている時、理科室の前で足が止まった。
僕を見つめる人体模型と目が合ってしまった。
自然と足が赴くままに人体模型の前まで行き、僕はそいつを壊した。
まるで殺人を犯したような気分になった。
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文字数: 450
カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2022/11/28 7:56
湊 友栄(みなと ともえ)
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