ダリヤス 闇より生まれし光
第五章 : 蒼浪の王、統一、炎の果てに残るもの
ラミエルが剣を取り、祖国を護った六年間。それは、血と灰で彩られた時代だった。
しかし、地下室で息絶えたその最後の瞬間
彼の瞳には、確かに“光”が宿っていた。
その光を胸に刻み、リゲラルドは歩き出す。焔(ほのお)を踏み越え、己の行く先を見据えて。
「ハリー……私は、もう十分すぎるほど奪ってきた。そろそろ終わらせてもいい気がしている」
紅の外套(がいとう)を風に翻し、リゲラルドは静かに語る。
0
閲覧数: 81
文字数: 4747
カテゴリー: SF
投稿日時: 2025/6/14 16:14
最終編集日時: 2025/8/11 14:44
空 導士(そら みちる)
キラリと光、希望と見えない闇、僕らは常に生きる為の道を自ら選び進んで行く。
間違えた道は闇、正しい道は希望の光。