ありふれた毒薬
物心ついた頃にはもう
私は毒を食べていた
『子を愛さない親』という
ありふれた毒だったが
その解毒に私は人生の
ほとんどの時間を費やした
最初の薬は恋愛だった
愛されなかったのだから
愛されればいいと思った
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文字数: 1523
カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/7/11 13:29
最終編集日時: 2025/7/15 5:52
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
東真直@短編を書く人
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