ルイ。
am4:57
今日も昨日となにも変わらずに狭い空がグラデーションを作り、オレンジ色をした朝があたしを包み込み静かな風俗街に朝を告げる。
高く大きな雲の間から差し込む太陽の光は、あたしにはとても眩しくて、目を細めて睨んだ。
タクシーに乗り込み、人間の体温さえも感じられない1LDKの行き先を告げる。
風俗街の夜はとてもキラキラしていて、あたしにはとても温かかったんだ。
あたしのぽつんと空いた孤独を、都合良く埋めてくれるのは、そんな生温い理由だけなんだと思う。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/1/7 13:24
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
後藤りせ