コトバは存在を以て遊ぶ

コトバは存在を以て遊ぶ
 『アナタは私の大切な子。だから,いつだって私はアナタの名前を呼ぶのよ』 『アナタは愛される為に生まれてきたの。だから,どんな時だって,私はアナタを愛してる。だからね,ちゃんと良い子にお留守番してて?ね?』    ご主人はそう私にいつも言ってくれた。 嬉しかった。 ちゃんとお留守番してた。 けれど,私の前に姿を現したことなんか一度もない。 文面上の,「愛している」しか,触れたことがない。
透
何かがある誰かになれたら…そんな事を思いながら気まぐれに描いている混沌とした者です