travel in the 黄泉の国Ⅲ

travel   in   the   黄泉の国Ⅲ
 館の中はとても広く、たくさんの部屋があった。その数は、一億を超えるだろう。でも、歩いても歩いても部屋が尽きることはない。 「部屋が無限にある…。」 「そうだ。当たり前であろう。ここは黄泉の国なのだから、死人のための部屋は無限じゃ。」 「てか、どこに行ってるの?」 「サカタ様のお部屋じゃ。」  少女は、部屋と部屋の間の通路を右に曲がり、金属製の冷たいレバーを引いた。すると、日鳥と少女が立っている床にぽっかりと大きな穴が開き、日鳥と少女は落ちた。 「うわぁぁぁ!」
やきいも
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