第四章:山からの来訪者

第四章:山からの来訪者
春の柔らかな陽光が、街の家の窓から差し込む午後。 カーテンの隙間から漂う風は、どこか懐かしい山の匂いを運んできていた。 ピンポーン―― 玄関のチャイムが鳴る。 雪が戸を開けると、そこには見覚えのある笑顔が立っていた。 「久しぶり、雪。」 雨――雪の弟だった。
エヴァンゲリオン
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