キスツス・アルビドゥス
僕は、やることなすこと全部「上手くできない」。
生まれた瞬間から、こういう人生だって決まっていたのかもしれない。
初めてこの世界の空気に触れた時、僕は上手く泣けなかった。
助産師たちがゆする等の行為をした上で小さく弱く泣いた。
幼稚園に入って、初めて同じ組の子に話しかけられた時、
「おなまえ、なんていうの?」
「え、えと」
ごにょごにょと言っていると相手は飽きてしまったのか
「きこえないよぉ。つまんなーい。ぼく、ほかのこのとこいくね」
「あ……」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2023/3/28 14:49
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
久雅永遠
ものかき。