魔王様日本旅行記1 プロローグ
さて、我は魔王である。突然だが、いま我は絶体絶命の大ピンチに陥っている。理由は単純――金が足りないのである。
あのジェットコースターなる乗り物に乗るには、どうやら1500円という通貨が必要らしい。だが我の財布に入っているのは、1000円と書かれた紙が一枚だけ。せっかく入園料なるものを払ってやったというのに、まだ金を要求するとは、人間はどこまで強欲なのだ。
……ん?
なぜ魔王がジェットコースターに乗ろうとしているのか、だと?
ふむ、それにはふか〜い理由があるのだ。
我は元々、この世界とは別の世界で魔王をしていた。しかし勇者の侵攻により軍は壊滅、我自身も討たれかけた。最後の抵抗として全ての攻撃を反射する盾を使い勇者の一撃を防ごうとしたのだが、あやつめ――世界を破壊する斬撃などという反則技を放ちおった。ここではなんだ…チートというのか?
当然、防ぎきれず、我は死んだと思った。
だが気づけば、なぜかこの世界に転がっていたというわけだ。
……で、ジェットコースターとのつながりが見えない?
そんなもの決まっておるだろう。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2026/7/1 3:06
片白玲
カントリーマアムと推理小説が好きな田舎者です。
ユーザー名は適当に決めました。