ドイツ観念論に対する批判 ショーペンハウアーより

もし理性が、経験の領域を超え出て、つねに厳密な一致を可能にするような能力であるなら、人類の歴史において、そもそも宗教対立は起こりえなかったはずだ。  しかし現代にいたるまで、もろもろの哲学体系はつねに争いあい、宗教は常に異端を裁く牢獄を備えている。  このような状況において、もはや理性が形而上学的な能力であるという主張を行い続けることはできない。  そうした理性は、厳しく批判しなければならないのだ。
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まったりと書いていきます。