輝きの先に(5)

輝きの先に(5)
 委員会に入って四人で帰るようにもなった。不思議な気分…クラスが違うのにこんなに関わるようになるなんて。委員会に入ってみて良かったかもしれない。 「また明日ねー」 「ばいばいー」  私は千晃と同じ電車だが、希と光は同じバス通学をしている。だから学校の前の坂を降りたところの信号で別々になってしまう。  二人と別れた後、私は千晃に自分のことについて相談した。 「ねぇ千晃、一緒にいてドキドキするってどういうこと?」 「あーそういうのってその相手のことが好きってことじゃない?」 「えっ!?」 「そんな相手がいるの?」 「そういうわけじゃないけど…」
海津渚
海津渚
海津渚です! 読んでくれるだけでうれしい。 いつもありがとう! 5/18/2022〜