20回の約束
「…やっと20回怒られ終わったか。」
どういう意図で私に話しかけたのか、どういう意図でその言葉を発したのか。どんなに考えてもわからなかった。
ただ、彼はいとも簡単に私を10年前に引き戻した。
誰もいない夕方のバス停。今日のバスはもうない。近くの海が波を立て、森の蝉が音を上げる。ぽかんとその場に立ち尽くす私を見て、彼は焦った様に顔を引き攣らせた。
「もしかして俺の名前忘れた?」
「……けんちゃん、?」
「なんだよ覚えてんのかよ」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/7/31 10:27
羽生.
ハブと読みます。