コード:ジニア 第四十一話「誰かを救うということ」

コード:ジニア 第四十一話「誰かを救うということ」
 突然、私と少女が爆風に巻き込まれた。幸い軽い火傷で外傷は済んでいるが、煙を吸ってしまえばどうなるか分からない。  あの男、まさか起爆スイッチを隠し持っていたのか。  不覚だ。もっと注意深く奴を観察しておくべきだったのだ。しかし、後悔してももう遅い。  今はとにかく、少女を救い出すことを最優先に動く。  しかし、当の彼女はまだ体が小さく、体重が軽いからか、より早いスピードで落下していく。  ここは高層ビルの二十五階の外。  この高度から落下して、無事で済むはずがない。  私は急いで直下し、彼女に向けて手を伸ばす。  それに気づいたのか、重力に負けて体は下へと落ちる中でも、彼女も懸命にこちらに手を伸ばす。  ガラスが割れたことで破片が辺りを覆い、少し身を動かせば切り傷を負うこの状況。ギラギラと照りつける太陽によって、ガラスの欠片は宝石のように煌めき、それが仇となって彼女との正確な距離を計り取ることができない。
白崎ライカ
白崎ライカ
アニメとかファンタジーが好きで、とうとう小説に手を出してしまいました。 自分の好きな時に書いてるので、 不定期投稿です。 すごい今更ですが、誤字癖があります。どうか温かい目で見て下さると作者は喜びます! さらにさらに今更々ですが、 使用しているイラストは画像生成AIで作成したものです! よろしくお願いします〜