青いがゆえに③

青いがゆえに③
次の日。 今日は、いつもよりも15分ほど早く学校に着いてしまった。久しぶりに早起きをしたので、その流れで早く家を出てしまったからだろう。 学校に着いたって僕にはすることが何もない。部活にも入ってないし、委員会にも入ってない。ただ、授業が始まるのをぼーっと待っておくだけだ。 でも、今日は違った。 教室に行くと、絶対に誰もいないはずの時間帯なのに、星宮がいた。 ただひとりで、いた。星宮は、昨日みんなが悪口を書きまくったノートを無表情で読んでいた。 今、星宮が何を思っているかなんて、分からないし、知りたくもない。 その時、僕の存在に気づいたのか星宮が挨拶をした。 「…………あ、おはよ………………昨日は……………筆箱…………拾ってくれてありがとう……」 星宮は昨日のペンケースを拾ったことに感謝をしてくれた。僕からしたらあんなの、ただ、こっちに来たから拾ってきたようなもので、別に、大して星宮を気遣ってのことではなかった。 「………………別に。大したことない」
雲丹丸 音夜
雲丹丸 音夜
なんにもできない