春の嫌気

春の嫌気
「桜、素敵ですよね」 彼と初めて会った時のことを今でもよく覚えている。 さらさらな髪に間から見える、色素の薄い茶色の目。 うざいくらいに整った顔。 公園のベンチに座っていた私の横に、フワって座ってカッコつけて言う君に、正直、嫌気がさした。
Marin.
Marin.
しばらく低浮上です。 見てくださり、ありがとうございます!