黄昏よりの使者
謎めいた首飾りを身につけると、砦の一角が光っているのが分かった。“さっきまでは何ともなかったのに”そう思いつつ、恐る恐る近づいた。距離が縮まるにつれ、輝きが増しているように感じた。あまりの眩さに目を閉じながら進むほか選択肢は無かった。そして気付くと、砦の中に入っていた。中に入ると、塔の周辺の広さが余計に広く感じた。“一つの街”そう言っても過言では無いほどの広さ、と言うよりむしろ“一つの街”である、と言った方が適切だと心の中で呟いた。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2022/7/14 1:34
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
大海の柴犬