第39話「最南の魔女」

 肩ほどまである大きなつばを持ったクロッシェに、黒いマントを羽織った白髪緑眼のエルフ。彼女こそ、僕の義母にあたるルーナだ。  ルーナは、最南の魔女と言われるほど、エルフ族の中でも魔法に精通しており、魔力も生まれつき高い。よって自分の容姿、肉体年齢も好きに変えることができ、今は20代後半の肉体年齢がお気に入りらしい。どうも、おじさんと出会った時の容姿で居たいのだとか。  しかし、その規格外な魔力を授かったからか、彼女はエルフ族特有の千里眼を持っていない。だが、彼女は魔法を占いがわりに利用し、近い未来の出来事なら暗示できる。  正直、エギルの千里眼と五十歩百歩だ。 「久しぶりね。クルド」 「うん。会えて嬉しいよ。母さん」  僕と母さんは再開するなり抱き合った。 「よ、元気にしてたか? ルーナ」 「あなた……。また随分と男前になったわね……」 「お前は相変わらず変わらねぇな。ま、ずっと出会った時のままって言うのも、味があって良いけどよ」
U
U
どうもUと申す者です。あんまり小説は得意じゃないのですが、頭の中にどうしても物語が生まれてきてしまうので、このアプリで書いていきたいと思います。気軽に読みに来てくれたら嬉しいです。また、大変勝手なんですが不定期投稿とさせていただきます。(恐らくたまに失踪します)