ひとり旅

 綱渡りのような言葉。  車窓から眺める森の中、過ぎた田んぼ道、畦道のように進んでいく。どこまで行くのか、わかってるのに何処までも行ってしまいそうで。揺れるリュックサックと横にある本がわたしの思いを乗せたみたいにぽつんと確かに存在してる。  天才ってなんですか、人に迷惑をかけるってなんですか、勝手に期待しただけなんじゃないですか。 考える前に肌、目、心で感じて。曇り空、晴れるまで、何度でも信じたい。綺麗事でも、理屈が通っていなくても、わたしはわたしを生きたい。  実際のわたしは、卑屈でぐるぐる考えて、傷つけることが怖くて、それは甘えでもあるのにね。 優しくなりたいと願いながら、何も持たないから求めるわたしに戻ってしまうから、何度も何度も言葉を紡いで忘れないようにしてる。 今日は食べたいものがない、比べられたくない、さよならを信じたい。 頭の良さで人を括らないで。それも一つの個性であるのは分かるけれど、それを受け入れられないわたしは劣等感があるのかな。そんなことを気にしてしまうのはどうしてなんだろう。 悩みを摘むから見つめてしまって、遠くにある景色に気付けないまま、下を向いてる。
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